メールは主に Vista の Windows Mail を使っているのですが、Outlook 2000 もインストールしています(Office 買い換えると高いし… )。
あるとき、Windows デバイスセンターによる同期が原因でアドエスの連絡先が抹消され、連絡先が Outlook 2000 へ移ってしまったのです。(これまた Microsoft の勝手機能、よく聞く話ですね、バカだと言われても構いませんが自分は XP 以来 2 度目です。同期しないように注意して使っていたのですが、どこかのタイミングで同期してしまったようです。)
で、元に戻す前にバックアップを取ろうと、Outlook 2000 でエクスポートしようとしたのですが、今回は Vista のためか、
「Windows アドレス帳を開こうとしてエラーが発生しました。WAB.DLL が見つかりません。」と表示され、実行できません。
調べると、下記 Microsoft KB にカタコトの日本語が多いですが、原因は「Wab32.dll ファイルがないか、または破損しています」と書かれています。
[Microsoft KB]
http://support.microsoft.com/kb/196210/ja
Wab32.dll は c:\Windows\Winsxs 下に幾つかありましたが、この Wab32.dll は更新日時が 2006 年以降となっている上、KB を読む限りでは本来どこに置くべきかが分かりません。
恐らくは、「Windows Mail の登場で Wab32.dll がいらなくなった(か新しくなった?)。結果 Outlook 2000 が対応できなくなった」とも推測できます。とすると、KB の解決方法にある Windows Mail 側を再インストールする方法では、Outlook 2000 の環境を再生できる訳ではないので、Outlook 2000 のエラーはなくならない気がします。
それにメール・アドレス帳のバックアップをとり、再インストールするのも作業です。さらに、既存の Wab32.dll を置き換えたら、今度は Windows Mail 側が動かなくなったみたいなことになっては意味がありません。
Office 2000 CD-ROM を入れて \IE5\JA\WAB.CAB を開き、wab32.dll を Office 2000 がインストールされているフォルダ(OUTLOOK.EXE ファイルのあるフォルダ) へコピーします。
自分はこれでエクスポートできるようになりました。Windows Mail 側を壊したくないこと。そして、エクスポートだけできればよく Outlook 2000 を通常使わないことから、この荒い解決方法で十分です。ただし、Outlook 2000 を優先で使用しているならばお勧めできません。
アドエスの連絡先も直さないといけないしで、トホホな一日ですね全く。