Vista でDVD-R DL(8.5G)へのパケットライトを試す

さらに続く、Inspiron 530のWindows VistaでDVD-R DL(8.5G)をパケットライト形式にフォーマットし、ハードドライブのように読み書きしようとしました。。。が、失敗しました ><、失敗内容を報告します。

これまで使用していたバックアップ用のメディアで、Windows XPのパケットライトソフトSonic DLAで作成したDVD+RWが2枚あり、一方に4GByte、もう一方に2GByteのデータを収めていました。これらを1枚のDVD-R DL(8.5GByte)にまとめ、かつ、空き領域をパケットライトで追記する壮大(容量…)な計画を立てたのです。

※従来から、±Rや±R DLなどの「一度だけの書き込み」メディアでも、パケットライトはできます。

まず、DVD-R DLをフォーマットし、エクスプローラからファイルの書き込み&削除ができることを確認します。Windows XPを始めた頃、「CDへの焼き付け機能」をパケットライトだと思い込み、大量にファイルを焼きこんでから気付いて失敗した経験があったので、一旦イジェクトします。

すると、案の状、イジェクトに時間がかかります。これは、トラックのセッションをクローズしているのです。毎度セッションクローズしていたのでは、時間も容量も無駄になります。調べると、DVD RWドライブのプロパティから[書き込み]-[共通の設定]で、デフォルトで[UDFセッションを自動的に閉じる]にチェックが入っています。これが原因のようです。

これを外してまたフォーマット&簡単なファイル操作を行い、再確認のためイジェクト&再投入。すると今度はなぜかファイルの削除&追加ができなくなってしました(汗)。さらに、フォーマットもできません。別のPCに接続されたドライブでも再オープンやフォーマットができません。恐らく、メディアがファイナライズされてしまったようです。

調べると、プロパティの[書き込み]で設定したとき、同時に「マスタの書き込み後にディスクを自動的に取り出す」に(書き込んでから取り出したほうが安全だろーとか安易な気持ちで)チェックを入れたことが原因のようです(死)。
DL高いのに、1枚だめになってもうた 。゚(゚´Д`゚)゚。

でも、変だ?パケットライトで書きたいのになぜにファイナライズされるの??、さらに調べると、驚いたことに、Windows XPでも装備されていた「CD焼き付け機能」が、Vistaでも標準で動いていたのです。つまり、Vistaでは「CD焼き付け機能」と「パケットライト機能」が同時に動いているのです。(セッションがクローズされたとこで気付けよ、、爆)

で、仕様は良く分かりませんが、リライタブルなメディア(±RW、DVD-RAMなど)であればライブファイルシステム形式(パケットライト)、一度だけの書き込みメディア(±R、±R DL)であればマスタ書き込み(トラックアトワンス)で、自動的に書き込まれる仕組みになっているようです。「CD焼き付け機能」はどういう自信があって実装されているのか分かりませんが、全くいらないので無効にします。無効にしてもパケットライト機能は使用できるようです。

再度DVD-R DLを壊すと痛いので、まずは650MByteのCD-Rで実験します。「CD焼き付け機能」を無効にする前とは異なり、ブランクのCD-Rメディアを投入するとフォーマット方法を問い合わせてきます。今度はうまくいっているようです。ライブフォーマットを指定してファイルを書き込み、イジェクト後にCD-Rを再投入しても、書き込んだファイルを削除できました(もちろん物理的に空き容量が増えるということではありません)。で、DVD-R DLでも同様にフォーマット&書き込みができました。

続けて、HDDに移しておいたバックアップデータを、DVD-R DLにコピーします。勢いに乗って、4GByteのデータをいきなりコピー、これが不運の始まりでした。しばらくすると、ドライブがうなります。初めの書き込み残時間は1時間程を示していました。が、なんか4時間50分に膨れています。しかも、転送ダイアログは(応答なし)を示し、ハングアップしているようです。

キャンセルボタンも押せないので、強制停止するしかないか??と、タスクマネージャを立ち上げます。するとその瞬間、なぜか、転送残時間が3時間程に落ち着き、ドライブのうなりがやみました。しかし、また、しばらくするとうなりだします。そこでタスクマネージャ上のタブを切り替えたりすると何故か落ち着きます。そんなことを繰り返し、なんとか強制終了させずに約2時間20分でコピーが完了しました。どういうカラクリなのか全く分かりませんが、大きく時間を消費する処理に対して、Windowsが何らかの制限をかけているようにも思えます。しかし、こんなことでは様々な運用シーンに耐えられない気がしますが。。。

なんとかコピーが完了し、正しくデータが書き込まれたのかを確認するため、プロパティを開いてファイルサイズの総量をコピー元と比較します。すると、これが遅い遅い、1秒1MByte分くらいの計算です。前のマシンのDVD RWドライブでは、約4GByteの全ファイル数&サイズを3分ほどで表示できました。こちらの場合は総量を表示するだけで2時間弱かかる計算になります。待ってられないし、こんなことではこの先の運用に支障があるとも思えるので、DVD-R DLでのパケットライトは諦めます。。。
DL高いのに、2枚もだめになってもうた〜 。゚(゚´Д`゚)゚。

あと、「CD焼き付け機能」を無効にしたためか?、エクスプローラからファイルをDVD RWへドラッグ&ドロップすると禁止マークが出て、書き込めなくなっていました。しかし、フリーウェアのファイラーからは書き込めるのですが、、、そういえば、設定直後はエクスプローラからも書き込めていたような気もしていたのですが、気のせい??

でも、DVD+RW(4.5G)ならば、以前使っていたドライブより格段にスピードが速いので、良しとします。

しかし、DVD-R DLはパケットライトとの相性が悪いのか?、USBメモリが8GByteで3千円台と安いからDVDを使うなってことなのか?、なんなのか分かりませんが、XPのときの失敗をVistaでもやってしまった1日でした;;。。。おわり。


Last-modified: 2011-04-03 (日) 03:57:10 (2505d)